番外編
【番外編】結婚式にも参考になる!旅のBGMプレイリスト〜インスト編〜

【番外編】結婚式にも参考になる!旅のBGMプレイリスト〜インスト編〜

前回まで披露宴のBGM選曲のポイントについて、数回に分けて紹介してきましたが、今回は一旦お休みしまして、番外編をお届けします。

先日、一泊二日で箱根に旅行に行ってきました。今月は比較的仕事が落ち着いていることもあり、ちょうど連休になったので、1週間前に思い切って男の一人旅に行くことに決めました。去年も日帰りドライブで、箱根旅行に行ったのですが、今年は1泊してゆっくり観光地を巡ることができました。

芦ノ湖と海賊船

今回の旅のテーマは、グルメ、温泉、そして大自然を堪能するというプランを立てました。基本的には人が作ったモノや芸術作品ではなく、なるべく大自然の景色と、そこでしか体感できない空気感、匂い、音などを五感をつかって堪能することを目的にしました。

仙石原高原

箱根フリーパスを購入したので、小田急線、箱根登山バス、登山鉄道などの交通機関、そしてウォーキング時など、目的地までの道中で楽しめるBGMのプレイリストも旅のために作りました。ある程度は事前に決めていきましたが、DJのように現地の雰囲気を実際に体感して、その場で流したい曲のアイデアが浮かんできたら随時プレイリストに追加していきました。

そして最終的に完成したプレイリストが、自分が思っていた以上に素敵な選曲になったと思うので、公開しようと思います。

結婚式の音楽の選曲に関わる仕事をしているので、普段からジャンルなど偏りがないように、なるべくオールジャンル聴いて、日々インプットしているのですが、今回の旅では私が昔好きだった曲から最近聴いている曲まで、好きな曲で構成しました。

ですが、職業柄なのか自然と結婚式のBGMでも使える曲が多くなりました。これも公開しようと思った理由の1つです。

旅行のための、言ってしまえばプライベートのためのBGMプレイリストではあるのですが、選曲や曲順など、選曲のプロとしてのこだわりもあるので、みなさんの結婚式のBGM選曲のヒントにもなるかもしれません。

では早速BGMリストの中身を見ていきましょう。今回と次回の2回に分けてご紹介していきます。

基本的な構成は、2時間ほどのプレイリストで、全部で27曲。前半の12曲はインストルメンタル、後半の15曲はボーカルありの曲で分けましたが、全27曲を通して聴いても自然な流れになるように、曲順も意識して選曲しました。

今回は大自然を堪能するというテーマがあるので、自然を感じるような爽やかな曲調であったり、ハイキングやウォーキングの時間も多いので、歩いていて楽しくなるような明るめなボーカル曲で、かつトータルで考えた時のバランスやテーマも考慮して選曲しました。

恩賜箱根公園にて

今回は前半の12曲のインストルメンタルを紹介します。

  1. Summer – 久石譲 / DREAM SONGS
  2. ひまわり – 葉加瀬太郎 / The Symphonic Sessions
  3. 風笛(Orchestra Version) – 宮本笑里
  4. l’home n’est ni ange ni bête – 鷺巣詩郎
  5. Canyons – Alexis Ffrench
  6. Green Tea Farm – 上原ひろみ
  7. 水の反映 – クロード・ドビュッシー
  8. Joy – イルマ
  9. Smile – Beegie Adair
  10. Spiritual State feat. Uyama Hiroto – Nujabes
  11. Over the Rainbow – The Piano Guys
  12. Go Nowhere feat. Benny Sings – Kan Sano

1. Summer – 久石譲

インストの1曲目に選曲したのは、夏といえばやはりこの曲ですね。ピアノバージョンをよく耳にするバージョンかと思いますが、今回選曲したのはアルバム『DREAM SONGS』に収録されているピアノとオーケストラのバージョンです。


Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi

2. ひまわり – 葉加瀬太郎

こちらも有名な曲ですね。前の曲がオーケストラ編成だったので、曲の繋がりを意識してこちらもオリジナル・バージョンではなく、アルバム『The Symphonic Sessions』に収録されているオーケストラバージョンを選曲しました。同じ曲でも、オリジナル・バージョンのドラムなどが入ったバンドサウンドとはまた違った印象を楽しむことができます。


The Symphonic Sessions(CD)

3. 風笛(Orchestra Version) – 宮本笑里

原曲は大島ミチル作曲で、NHK「あすか」のテーマ曲ですが、原曲だとオーボエの音色の印象が強いので、前の曲の編成がバイオリン、オーケストラということを考慮して、バイオリニストとオーケストラ編成の宮本笑里の風笛を選曲しました。


amour

4. I’home n’est ni ange ni bête – 鷺巣詩郎

映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』』のサントラより、オーケストラ編成のこちらの曲を選曲しました。前の3曲がそれぞれピアノとバイオリンをメインとしたオーケストラ楽曲だったので、オーケストラ主体の曲を1曲はさみました。実はこの映画をまだ観たことがないのですが、個人的にはとても好きな雰囲気の曲なので、全体的なバランスも考慮して、このタイミングで選曲しました。


Shiro SAGISU Music from“SHIN EVANGELION”

5. Canyons – Alexis Ffrench

個人的に今1番注目しているアーティストで、もっとも好きな世界観を奏でる英国出身のピアニスト、作曲家であるアレクシス・フレンチから1番好きな曲を選曲しました。Canyons(渓谷)というタイトルからも自然を感じるサウンドで、アレクシス・フレンチの美しいピアノ旋律と、それに呼応するオーケストラの編曲が素敵な作品です。披露宴のBGMでも、今1番推したい曲の1つで、迎賓のシーンがおすすめです。


Truth

秘境の地 飛龍の滝

6. Green Tea Farm – 上原ひろみ

前曲のアレクシス・フレンチの美しいピアノの調べを、上原ひろみの美しいピアノの旋律が引継ぎます。この曲は上原ひろみの実家がある、お茶の産地である静岡の茶畑がモチーフにされているので、長閑な自然を感じる雰囲気が今回のプレイリストに最適でした。


【Amazon.co.jp限定】ブレイン(限定盤)(特典:上原ひろみ ジャケット・クリアファイルA5サイズ)

7. 水の反映 – クロード・ドビュッシー

ピアノ曲が続くので、クラシックの曲を1曲はさみました。クロード・ドビュッシーは私が最も尊敬している作曲家で、9歳の時にクラシック・ピアノを習っていた時に知った作曲家であり、彼の作品に触れたことで作曲家を志すようになりました。他にも好きな作品はたくさんありますが、箱根の芦ノ湖に行くので、水をテーマにした幻想的な世界観の曲をプレイリストに入れたいと思ったので選曲しました。


水の反映

芦ノ湖 曇り空が幻想的

8. Joy – イルマ

続いては韓国のピアニストで作曲家のイルマの作品の中から選曲。彼の代表曲に「River Flows In You」という美しいピアノ曲があり、ドビュッシーの水の反映の流れを考えればありだったのですが、このあたりから少しずつピアノ曲でありながらもテンポ感と明るさがあり、次に繋げやすい曲調にしたかったので、前向きで爽やかな曲調の「Joy」を選曲しました。


ソロ

9. Smile – Beegie Adair

ここまで美しいピアノ曲が続いたので、その流れを引き継ぎジャズのピアノ・トリオ編成にしました。このブログでも以前紹介したアーティスト、Beegie Adairからジャズスタンダード・ナンバー「Smile」を選曲。このブログでも新婦手紙の際のおすすめ曲としてBeegie Adairの「SUKIYAKI」を紹介しました。今年の1月に84歳でこの世を去ってしまいましたが、彼女のピアノは聴いている人の心をやさしく包み込んでくれる包容力があります。


マイ・ピアノ・ロマンス

Beegie Adairを紹介した記事はこちら

10. Spiritual State feat. Uyama Hiroto – Nujabes

日本のDJでヒップホップのトラックメイカーであるNujabesの作品から選曲。2010年に急逝して以降も多くのリスナーから愛された彼の曲の中でも、ラスト・アルバムで未完となった作品「Spiritual State」を選曲しました。ピアノとサックス、そして手拍子のリズムからなるシンプルな響きが、今回の旅のテーマにマッチしました。


spiritual state

11. Over the Rainbow / Simple Gifts – The Piano Guys

ブログでも以前、『披露宴でおすすめインストルメンタルのBGMアルバム』で紹介したThe Piano Guysのアルバム『10』より、Over the Rainbowのカヴァーです。ピアノとチェロのサウンドからなるユニットで、ジャズスタンダードから「Over the Rainbow」を選曲。Beegie Adairのジャズスタンダードで並べても良かったのですが、こちらの曲はアレンジがレゲエのような裏泊のリズムとコーラスが入っているアレンジで、明るく陽気なアレンジなので、次の曲がコーラスありの曲という繋がりを意識してこの曲順になりました。


10

The Piano Guysを紹介した記事はこちら

12. Go Nowhere feat. Benny Sings – Kan Sano

インストルメンタル最後の曲は、日本のキーボーディストであるKan Sanoの作品から爽やかなピアノとバンドサウンドのGo Nowhereを選曲。ボーカルがフューチャリングしている作品なので、純粋なインストルメンタルとは言えませんが、後半のボーカルありプレイリストへの掛け渡しという意味で選曲しました。


2.0.1.1.

person using spotify on an iphone

以上が前半のインストルメンタルを中心としたプレイリストです。鷺巣詩郎の曲を除き、全てにピアノが入っているのは、私が鍵盤弾きだからということもありますが、押尾コータローのギターの曲なども候補には入っていたのですが、ピアノを中心にするということで、全体の統一感を持たせました。

また前半のプレイリストを、①オーケストラ(1~5曲目)②ピアノソロ(6〜8曲目)③リズムあり(9〜12曲目)という3つのグループにまとめ、自然な流れに並べただけでなく、メリハリをつけました。

結婚式のBGM選曲においてもそうですが、ただ好きな曲を使いたいシーンに入れるだけでは、本当の意味での選曲とは言えないと私は考えています。自分が楽しむだけなら、好きな曲だけでも良いのかもしれませんが、結婚式のBGMはゲストを招いて、不特定多数の人が集う空間を演出する上で大切な要素になりますから、やはりそういったことも念頭においた選曲がよいでしょう。

今回選曲した曲はそのまま披露宴のBGMとして使用できる曲がほとんどだと思うので、特にインストルメンタルで雰囲気に合った曲をお探しの方は是非参考してみてください。

次回は後半のプレイリスト、ボーカル編をお届けします。

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