緊急事態宣言解除に伴う結婚式の動き〜アルコールの提供〜

10月になり、今年も残すところ3ヶ月となりました。緊急事態宣言の解除に伴い、今後は結婚式の開催も増え、アルコールの提供も一定の条件下において提供できるようになると思います。

緊急事態宣言下でアルコールの提供のできない披露宴を経験したことで、それまであたりまえだった「祝宴=酒宴」のあり方について良い意味で見直す機会になったと思います。

日本にはもともと「直会(なおらい)」という神社においてお酒を神に献上し、神と一緒にお酒を飲むという神事があり、そこからお祝いなどの宴の場においては、お酒を集まった人々と共に飲むという文化があります。

日本の結婚式においては、56%がキリスト教式、17%が神前式なので、70%以上のカップルが神の前で結婚の儀が執り行われるわけです。そのように考えた場合、挙式の後の披露宴で酒を飲み交わすことができないのは、これまで大事に受け継がれてきた日本の文化や伝統を考える上で、お酒があまり飲めない私から見ても物寂しさを感じてしまいます。

一方で、緊急事態宣言発令に伴う結婚式の延期の要因として、「アルコールが提供できないから」という理由は思った以上に影響はないそうです。仮にアルコールの提供ができなくても、新郎新婦のおふたりが大切なゲストをしっかりおもてなしをすることができるかが大事な要素になったのでしょう。

ノンアルコールドリンクのレパートリーを充実させたり、オリジナルドリンクの提供など、ドリンクにおける多様化と新たな可能性が広がったという意味においては、今後の披露宴においてアルコールが提供できるようになっても、選択肢としての幅が広がることでしょう。

これまでの披露宴は、お酒を飲まない、あるいは飲めないゲストにとっては少し窮屈に感じることも少なからずあったと思います。当の私もお酒はあまり強い方ではないため、披露宴やお酒の席では正直窮屈に感じることもありました。

私が以前友人の披露宴にゲストで参加した時の話ですが、友人である新郎がお酒をあまり飲めない私に配慮してくれ、オリジナルのノンアルコールカクテルなどのドリンクも複数用意してくれ、司会からも「本日はお酒が苦手なゲストの皆様もいらっしゃるので」と自然とアナウンスをしてくれたので、窮屈な思いをすることなく、楽しい時間を過ごすことができました。

最近では「若者のアルコール離れ」も進んでいる流れを考えると、飲める人にも、飲めない人にも、幅を持たせる選択肢があることは良いことではあると思います。

披露宴のBGMについて考える場合、とりわけ乾杯のシーンにおいて、アルコールの提供のありなしによって選曲に注意が必要な場合があります。披露宴全体の温度感という意味では、アルコールの提供がない披露宴はアルコールの提供があった披露宴と比べると、落ち着いている印象があります。

その場合、乾杯のシーンでご発声される方はどういった方なのか。また乾杯のシーンで予測される温度感と曲の雰囲気は合っているかということも考慮する必要があります。また「お酒を飲む」ことを意味するストレートな歌詞がある場合、それが有りなのか無しなのかというところも気をつけるポイントです。

オススメの乾杯曲に関しては以前にも記事にしたので、こちらもご参考ください。

フォーマルな雰囲気の乾杯曲

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

◆3-yui(みゆい)

https://3-yui-sound.wedding-bgm.jp

結婚式のためのオリジナル著作権フリー楽曲の販売とストリーミング配信中!

ウエディングが

  • 「人」を結ぶ(人との絆、出会い)
  • 「場」を結ぶ(一堂に集まる)
  • 「時」を結ぶ(過去、現在、そして未来)

この3つの結びの帯が”音楽”であるというコンセプトのもと楽曲を制作しています♪

販売サイトでは、音源の他、ジャケット写真、音源利用許諾書をパッケージして販売しています。

Apple MusicやSpotifyなどのストリーミング配信もしているので、是非3-yuiでチェックしてみてください!

The Breeze of Celebration – 3-yui

◆プロフィールムービー「ナナイロウエディング」

リーズナブルな価格でプロフィールムービーを制作するなら「ナナイロウエディング」がおすすめ!


私が働いている結婚式場でも、式場提携の映像制作会社、新郎新婦や友人による手作りでの制作を除く、外注の映像制作会社による制作の中でも、もっとも多くお持込みされる制作会社の1つがこのナナイロウエディングです。

披露宴にプロフィールムービーを取り入れる割合は9割以上!新郎新婦のおふたりでご自作でされる場合も多いですが、結婚式の準備は何かとやることが多く、想定していた以上に映像制作に多くの時間を割けないのもまた事実。また映像制作に慣れていないと、文字切れや音飛び、オーサリング作業(DVDに焼く作業)でエラーが起きたり、修正しなければいけないことも結構多いです。

そういう意味でもリーズナブルな価格でプロクオリティーの映像が作れるので、是非検討してみてください。


投稿者プロフィール

澤近竜佑
澤近竜佑
澤近 竜佑 / Ryosuke Sawachika
ウエディングサウンドコーディネーター / 音響オペレーター / ブライダル専門学校非常勤講師 / 作曲家
明治学院大学文学部芸術学科卒業(音楽学専攻)
音楽活動や作曲活動を経て、2015年より東京、横浜エリアを中心にホテル・ウエディングの音響担当として勤務。
2020年9月、一般社団法人ウエディングミュージックコンサルタンツ協会(wmca)主催
「ウエディングミュージックアドバイザー」の認定資格を取得。
ウエディングサウンドコーディネーターとして、これまで500組以上の披露宴のBGMをコーディネート。
2023年より、3-yui名義で結婚式のためのオリジナル著作権フリー楽曲販売サイト「3-yui sound」を運営。