
君の瞳に恋している(Can’t Take My Eyes Off You)色褪せない名曲
結婚式の定番曲の一つと言えば Can’t Take My Eyes Off You(邦題:「君の瞳に恋してる」)です♪フランキー・ヴァリがソロ名義で1967年にリリースした楽曲で、その後も多くのアーティストによってカヴァーされたスタンダード・ナンバーですね。ピンとこない人も、サビを聴いたら「あっ知ってる!」ってなる曲です!
原曲バージョンもとても素敵ですが、実際の披露宴ではカヴァーバージョンが使われることが多いです。
Boys Town Gang
Sheena Easton
Q;indivi Starring Rin Oikawa
このあたりはよく披露宴でも聴かれるヴァージョンです。
Boys Town Gangはディスコ調のアレンジで、Sheena Eastonは明るく南国な雰囲気、Q;indiviは電子音も入って煌びやかな印象のアレンジです。
原曲のフランキー・ヴァリと彼がリードボーカルのフォー・シーズンズの成功と舞台裏を題材にして作られたミュージカル『ジャージ・ボーイズ』(2005)このミュージカルがクリント・イーストウッド監督によって2014年に映画化されました。
この映画のサントラは5年ほど前から仕事を通して知っていて、フランキー・ヴァリ役のジョン・ロイド・ヤングが唄う「Can’t Take My Eyes Off You」がとても素敵だなと思っていました。そして先日、この映画を初めて観て改めてこの曲が好きになりました。
ミュージシャンの伝記映画では、2018年に公開されたQueenのフレディー ・マーキュリーに焦点を置いて描かれた『Bohemian Rhapsody』以来の感動がありました。Queenは元々好きなバンドで知っている曲も多かったのですが、今回観た『Jersey Boys』は正直「Can’t Take My Eyes Off You』以外知らず、フランキー・ヴァリの名前も、「フォー・シーズンズ」の名前も恥ずかしながら知りませんでした。
ですが、観ていくうちに「Sherry」など、この曲もフォー・シーズンズなんだと改めて知って驚きました!映画の内容も素晴らしく、音楽をやっている身としては考えさせられることも多々ありました。一つの音楽作品が生まれるまでのプロセス(どこまで真実かはわかりませんが)も描かれており、若い人にも是非観てもらいたい映画だと思いました。
今のポップス音楽も良い作品もたくさんありますが、良くも悪くも流行り廃りがあります。そういった意味では、Can’t Take My Eyes Off Youは今から50年以上も前の曲ですが、全然色褪せないですね!
今流行っている曲が50年後まで多くの人に愛される、そんな曲は果たしてどれくらいあるのでしょうか。例えば結婚して50年目の「金婚式」を迎える時、自分たちの子どもや孫に、「この曲は私たちの結婚式で流したんだよ」と話した時に、「知ってる!」といった反応があると、それはきっと嬉しいことだと思いますし、とても素敵なことだと思います。まさに世代を超えて愛される曲。
Jersey BoysヴァージョンのCan’t Take My Eyes Off Youはミュージカルや映画の作品内で使われているので、アレンジや楽器編成も原曲に近く、温かみがありながら、それでいてより洗練されたサウンドであることがオススメのポイントです♪
アットホームで和やか披露宴での乾杯シーンに特にオススメできる楽曲です♪
『JERSEY BOYS』のCDはこちらから(タワーレコード)
投稿者プロフィール

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Ryosuke Sawachika
ウエディングサウンドコーディネーター / ブライダル専門学校講師 / 作曲家
明治学院大学文学部芸術学科卒業(音楽学専攻)
音楽活動や作曲活動を経て、東京、横浜エリアを中心にホテル・ウエディングの音響担当として勤務。
2020年9月、一般社団法人ウエディングミュージックコンサルタンツ協会(wmca)主催
「ウエディングミュージックアドバイザー」の認定資格を取得。
披露宴のサウンド・コーディネーターとして活動中。
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