ウエディングミュージック全般
トータルコーディネートから披露宴のBGMを考える〜披露宴会場〜

トータルコーディネートから披露宴のBGMを考える〜披露宴会場〜

「披露宴のBGMってどうやって選べばよいの?」

新郎新婦のおふたりが好きな曲や、定番曲から選ぶのももちろん良いのですが、前回は「ゲスト視点でBGMを考える」という”音楽でゲストをおもてなし”することに重点を置いた選曲方法をご紹介しました。

本日はそれ以外の視点から、披露宴のBGM選曲のポイントをご紹介したいと思います。

前回の記事でも少し書きましたが、私が日々、新郎新婦おふたりと披露宴のBGMの打ち合わせをして感じることは、「すべての新郎新婦が音楽に関心があるというわけではない」ということです。

披露宴のBGMには、このアーティストのこの曲!など明確に使いたい曲が決まっている人もいれば、普段から習慣としてあまり音楽を聴かないという人も当然います。

音楽にはあまり詳しくないおふたりにとっては、披露宴で使うBGMを15~20曲も選曲しなければいけないのは、かなり負担なことだと思います。

披露宴のBGMを決めるのは、披露宴の進行などが決まった段階で、挙式・披露宴の本番1ヶ月前という時期で、はじめてプランナーや会場の音響担当者と打ち合わせをするということも多いと思います。

そのほかの準備も同時進行するなかでのBGMの選曲をすることになりますから、結果として定番曲から選ぶということになるのもある意味仕方がないことかもしれません。

しかし、このブログでは何度も繰り返しお伝えしているように、披露宴の音楽をただのBGMとして流すのではなく、意味を持たせることでより感動が生まれ、演出効果が高まります。

つまり、BGMは「Background Music」と考えるのではなく、「Background “Message”」(おふたりからのメッセージ)であり、音楽の力を使って、おふたりの想いを大切なゲストの皆さんに届けること。これこそが披露宴において、音楽という演出が作り出す不思議な力だということです。

音楽に関心がある人もない人も、是非この点を心がけていただけると嬉しいです。

とはいうものの、普段から習慣として音楽をあまり聴かない人にとっては、どうやってBGMを選べばよいのかというのは、簡単なことではないと思います。

そこで新郎新婦おふたりが披露宴において、こだわっているポイントからBGM選びを考えてみてはいかがでしょうか。

例えば、披露宴会場。

おふたりは、どうしてその会場で披露宴をやりたいと思いましたか?

「窓があり開放的な空間で、外の景色が綺麗」

「天井が高く、シャンデリアなどの装飾も上品な雰囲気」

そのほかにも、立地や会場へのアクセスが良いなど、理由はさまざまだとは思いますが、こういったこだわりポイントもBGM選曲のヒントになります。

私はウエディングドレスの専門家ではないですが、ドレス選びにおいて、ドレスの色や素材、デザインなど、ドレス全体の見え方というは披露宴会場の広さや明るさによって変わってきます。

会場の特性を把握することは、ドレス選びにおいても重要なように、BGMの選曲においても大きな要素になります。

例えば、窓があり外の景色が綺麗な会場の場合、自然光も入り、明るい雰囲気になります。窓から見える外の景色は何が見えるでしょうか?

美しい日本庭園でしょうか?

あるいは広大な青い海でしょうか?

高層階から見える都会の眺望が自慢の会場かもしれません。

そういったところをヒントに選曲を考えることもできるわけです。

例えば、日本庭園が見える披露宴会場でしたら、葉加瀬太郎の『万讃歌』は和のテイストがあるので雰囲気としてはとても合います。特に日本とアジアがテーマになっているアルバム「JAPONISM」に収録されている万讃歌は、より和のテイストが強いので、個人的にはオススメです。その他の装飾などのコーディネートととのバランスをみて、通常バージョンにする選択ももちろんありです。

葉加瀬太郎『万讃歌 meets 北斎』

葉加瀬太郎『万讃歌』(通常バージョン)

海が見える披露宴会場であれば、例えば海を連想できるアーティストとして平井大がオススメです。アコースティックでやさしいサウンドの楽曲が多く、内容もロマンチックなものが多いです。

特に『Slow & Easy』は結婚式の音楽としてぴったりな歌詞なのでオススメです。

平井大 - Slow & Easy

窓がなく自然光が入らない会場でも、例えば天井が高く、シャンデリアなどの照明や装飾が上品なフォーマルな雰囲気の会場でしたら、音楽もそれに寄せることで、統一感を演出することができます。

わかりやすい例でいえば、乾杯のシーンで流す「王様のレストランのテーマ」でしょう。

「王様のレストランのテーマ」

オーケストラによる華やかな曲調で上品さを音楽を通して表現する効果があります。祝宴が開始される合図となる乾杯のシーンには特にぴったりの楽曲です。

これまで紹介してきたのはほんの一例ですので、おふたりがどうしてその披露宴会場を選んだのか、そのこだわりポイント、披露宴会場の特性などから、その雰囲気に合う曲を是非選んでみてください。

もちろん、その雰囲気に合う曲というのはすぐに見つからないと思いますので、是非プランナーや音響担当者に相談してみてください。披露宴会場と提携している音響会社でしたら、そのホテルや結婚式場にあったBGMリストというのを作成していると思いますので参考になると思います。

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1 thought on “トータルコーディネートから披露宴のBGMを考える〜披露宴会場〜

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