
ジャスティン・ビーバーの新譜『Anyone』結婚式でオススメの理由【続き】
アーティスト | Justin Bieber |
曲名 | Anyone |
オススメのシーン | お色直し入場、光の演出 |
前回に続き、ジャスティン・ビーバーの新譜『Anyone』についてご紹介したいと思います。
の前に、ジャスティン・ビーバーというアーティストに対して皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
Twitter、Instagram ともに1億人を超えるフォロワーを持ち、良くも悪くも話題を提供してくれる彼に対して、破天荒なイメージを持たれている人も多いのではないでしょうか?
一方で熱心なキリスト信仰がある彼の真実な姿というのは、実のところ誰にもわからないと思います。
私たちに流れる情報というイメージは、メディアによって作られる部分が大きいので、私はここで彼の人間性に対して良し悪しを論じるつもりはありません。
しかし、音楽作品というのは、その作り手の人間性を表している部分は少なからずありますから、どうしても作品に対する影響はあるでしょう。
これは音楽に限りませんね。映画やドラマでもそうです。出演している俳優さんに何かスキャンダルが発覚したら、その作品にも多大な影響が出ます。
私がまだ新人だった頃、カナダ人の新郎と日本人の新婦のカップルの披露宴を担当することになりました。
事前に新郎がカナダ人でることは知っていたので、披露宴のBGMを決める際もカナダのアーティストをオススメすれば、新郎も喜んでくれるはず!
そんな想いでオススメしたアーティストの1人がジャスティン・ビーバーでした。
「カナダのアーティストだって良く知ってるね!」そんな反応を期待していたのですが、実際はその真逆でした。
急に顔色が曇ってしまい、彼の破天荒なイメージに対して、「彼(ジャスティン)が同じカナダ人であることに、カナダ人はみんな恥ずかしく思っている」と。
その後は何事もなく終始穏やかに打ち合わせは進んでいきましまたが、とてもフレンドリーに接してくれる新郎だけに、一瞬でも不快な気持ちにさせてしまったことは大変心残りでした。
新郎が言うように、本当に全てのカナダ人がジャスティンのことを快く思っていないかどうか、その事実は正直わかりません。
ただもう少しそのアーティスト対するイメージなど、背景について事前に調べていたら、「カナダ人のアーティストだから」と軽はずみには提案はしなかったでしょう。
私はジャスティンの才能や音楽作品に関しては素晴らしいものがあると思っています。
『Anyone』以外でも、『10,000 Hours』など結婚披露宴向きの素敵な曲があります。
アーティストのイメージをどこまで気にするかというのは人それぞれ違う部分もありますが、披露宴のBGMを決める上では、楽曲の中身だけでなく、アーティストやその背景なども気にしてみると良いですね。
『Anyone』を流す披露宴でのオススメのシーンですが、お色直し入場、もしくはその後のキャンドルやルミファンタジアなど、光の演出にピッタリです!
Justin Biever『Justice』(Amazon)
投稿者プロフィール

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Ryosuke Sawachika
ウエディングサウンドコーディネーター / ブライダル専門学校講師 / 作曲家
明治学院大学文学部芸術学科卒業(音楽学専攻)
音楽活動や作曲活動を経て、東京、横浜エリアを中心にホテル・ウエディングの音響担当として勤務。
2020年9月、一般社団法人ウエディングミュージックコンサルタンツ協会(wmca)主催
「ウエディングミュージックアドバイザー」の認定資格を取得。
披露宴のサウンド・コーディネーターとして活動中。
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